「振り向く熊と、花咲く静寂。」
琥珀に宿る、のどかな物語。
✨ 作品の仕様
・💎 素材:リトアニア産ミルキーホワイト琥珀(希少)
・🔗 金具:K18(18金)
・📏 サイズ:約37mm × 20mm × 12mm(縦×横×厚み)
・⚖️ 重さ:約4.9g(ペンダント本体)
・🧵 革紐:黒色・本革紐(40cm+アジャスター5cm)
・🎁 付属品:専用箱付き
・🧑🎨 作家:松林栄樹(松林うるし工房)
・🗾 生産地:宮城県仙台市
・🖌️ 技法:高蒔絵(茶漆+金粉)/点描による花畑描写
・🖋 高蒔絵とは:模様を漆で盛り上げ、金粉を施して立体感を生む蒔絵技法です。
・🐻 モチーフ:振り向く熊と花畑の風景
🌼蒔絵ペンダント【花畑】
静かに咲き誇る花畑の中、ふと振り向く一頭の熊──
その瞬間を、希少なリトアニア産ミルキーホワイト琥珀に閉じ込めた蒔絵ペンダント【花畑】。
点描で繊細に描かれた草花の中に、茶漆と金粉で立体的に表現された熊が佇みます。何度も漆を重ねて盛り上げる「高蒔絵」の技法により、熊の存在感が柔らかく浮かび上がり、まるで物語の一場面を切り取ったような静けさと温もりが漂います。
琥珀の乳白色は、まるで朝霧に包まれた草原のよう。
その中に描かれた熊の姿は、自然と共にある命のやさしさを感じさせてくれます。
革紐は本革の黒色で、シンプルながらも作品の世界観を引き立てる仕様。金具にはK18を使用し、細部まで丁寧に仕立てられています。
箱入りでのお届けとなりますので、大切な方への贈り物にもおすすめです。
身につけるたびに、心に花咲く静かな物語を──。
🎁 専用箱にお入れしてお届けいたします。
🧑🎨 作り手プロフィール
松林栄樹(まつばやし・ひでき)|松林うるし工房
1973年、埼玉県生まれ。明治大学法学部を卒業後、会社勤務を経て、京都伝統工芸専門校 漆芸科にて漆芸の道へ進む。
京都の漆工房「佐野漆芸」での修業を経て独立。現在は宮城県仙台市に工房を構え、蒔絵を中心とした漆芸作品の制作に取り組んでいる。
器づくりから始まり、やがて「身につける漆」へと表現の幅を広げ、真珠や天然石との融合によるジュエリー作品を展開。赤紫や深緑など、独自の色彩感覚と金銀粉の繊細な描写で、静かで詩的な世界を描き出す。
作品はすべて一点物。側面や裏面にまで意匠を施し、どこから見ても美しい仕上がりに。使い手との対話を大切にしながら、漆芸の新しい可能性を静かに切り拓いている。
🎤 明るく楽しくマニアック
— 作り手さんの素顔、ちょっとだけ —
松林栄樹さんと初めてお会いしたのは、春の気配がようやく街に漂いはじめた2024年3月初旬のことでした。
長身痩躯、軽やかな身のこなし。話しぶりは明晰で快活、そして何より、笑顔が印象的。
「寡黙で頑固な職人」という勝手なイメージは、出会った瞬間に見事に覆されました。
そんな松林さんとのご縁から実現したのが、
《松林栄樹 漆・蒔絵の装身具展》──
2024年10月28日(月)〜11月2日(土)、東京・赤坂ぎゃらりー小川にて開催された個展です。
タイトルは「古より伝わる うるわし の美と技を現代に」。
伝統の技を、現代の感性で軽やかに再構築する松林さんらしい世界が、ぎゅっと詰まった展示でした。
驚いたのは、その作品の多彩さ。
どれも一点一作、似たものがほとんど見当たらない。
「パターン化はしない」と決めているかのような、強い意志と遊び心が感じられます。
漆と金粉が織りなす繊細な意匠に、時にユーモラスなモチーフが潜んでいたり──
真摯な作家の努力と、自由な発想が共存する、まさに“うるしの冒険”とも呼びたくなる逸品ぞろいでした。
松林さんの作品には、伝統を敬いながらも、今を生きる人の感性に寄り添う優しさがあります。
そして何より、作り手自身が楽しんでいることが伝わってくる。そんな“明るく楽しくマニアック”な魅力を、ぜひ手に取って感じてみてください。
🌟蒔絵とは──漆と金で描く、時を超える絵画
蒔絵(まきえ)は、日本の伝統的な漆芸技法のひとつ。
漆で絵や模様を描き、その上に金粉や銀粉を「蒔く(まく)」ことで、きらめく意匠を浮かび上がらせます。
たとえば、絵の具の代わりに漆を使い、筆で繊細な線を描いたあと、まだ乾かないうちに金粉をふわりと蒔く──
すると、漆が金をしっかりと抱きとめ、まるで絵が光をまとったような仕上がりに。
この技法は、ただの装飾ではありません。
漆の深い艶と金の輝きが重なり合い、時間をかけて美しさが育っていくのです。
松林うるし工房では、伝統の技を受け継ぎながら、現代の感性に寄り添う蒔絵アクセサリーを制作しています。
ひとつひとつの作品に込められた手仕事の温もりと、静かな華やかさを、どうぞお楽しみください。
🌿漆のちから──自然が育てた、時を包む樹液
漆(うるし)は、ウルシの木から採れる天然の樹液。
そのままでは乳白色ですが、空気に触れるとゆっくりと硬化し、深く艶やかな黒や朱に変わります。
この「硬化」は、湿度と温度を味方につけて進む、まるで呼吸するような変化。だから、漆を乾かす部屋は「むろ」と呼ばれ、職人は空気と対話しながら仕上げていきます。
漆の魅力は、その美しさだけではありません。
• しなやかで強い:乾いた漆は、ガラスのような艶を持ちながら、衝撃に強く、割れにくい。
• 時を重ねて深まる:使い込むほどに艶が増し、色が落ち着き、手になじんでいく。
• 自然に還る素材:化学塗料とは違い、漆は自然由来。人にも環境にもやさしい。
そして何より──
漆は「描く」だけでなく、「包む」「守る」「育てる」素材。
蒔絵の金粉をしっかりと抱きとめ、時を経てもその輝きを保ち続けます。松林うるし工房の作品には、この漆の力が息づいています。自然と人の手が織りなす、静かな情熱を、どうぞ手に取って感じてみてください。
✨金粉のちがい──光の粒が語る、表情の深さ
蒔絵に使われる金粉(きんぷん)は、ただ「金色」なだけではありません。その粒の大きさ、形、製法によって、輝き方も、表情も、まるで違って見えるのです。
松林うるし工房では、作品の意匠に合わせて、いくつもの種類の金粉を使い分けています。
たとえば──
• 丸粉(まるふん):粒が丸く、光を柔らかく反射します。しっとりとした金の面が広がり、落ち着いた印象に。
• 平粉(ひらふん):粒が平たく、光を鋭く跳ね返します。きらりとした輝きが際立ち、華やかな表情に。
• 消粉(けしふん):あえて光沢を抑えた粉。静かな金色が、奥ゆかしさや余韻を生み出します。
• 切金(きりがね):金箔を細かく切ったもの。線や形として使われ、絵の中にリズムや物語を添えます。
これらの金粉は、すべて職人の手によって選ばれ、蒔かれ、漆に抱かれて定着します。
同じ「金」でも光の粒が語る物語はひとつひとつ違う──
それが蒔絵の奥深さであり、松林うるし工房の作品に宿る個性でもあります。どうぞ、光の表情に耳を澄ませてみてください。
きっと、あなたの心にそっと語りかけてくるはずです。
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