✨ 硝子工芸作家・具志美幸|透明に宿る色、ゆらぎを吹く手仕事
🧑🎨 硝子工芸作家・具志美幸
— 透明に宿る色、ゆらぎを吹く手仕事 —
石川県加賀市。伝統工芸が息づくこの地で、
宙吹きガラスの器を生み出すのが、硝子工芸工房「ありんくりん」の具志美幸さんです。
具志さんの作品には、
加賀の工芸文化の静けさ と 沖縄で培った海風の詩情 が、
ひとつのグラスの中でそっと溶け合っています。
🌿 沖縄で育まれた“ゆらぎ”の感性
高校卒業後、自ら資金を貯めて福井のガラス塾で基礎を学び、
その後は沖縄の琉球ガラス工房「海風」で9年間修業。
沖縄の自然、光、風、水の揺らぎ──
それらをガラスに映す感性が、ここで育まれました。
「透明もひとつの色」
具志さんが大切にしている言葉です。
透明だからこそ生まれる光の屈折、奥行き、ゆらぎ。
同じ透明でも、ひとつひとつ違う表情を持つ。
その“違い”こそが手仕事の魅力だと語ります。
🔥 宙吹きガラスの緊張と美しさ
宙吹きは、ガラスが高温のため工程中に手で触れられず、
完成まで一切の修正ができない“一発勝負”の技法。
工房を訪れた際、
水あめ状のガラスがみるみる形を変えていく光景は圧巻でした。
透明ガラスの“色”の奥深さ、
そして二つと同じものが作れない緊張感。
職人の集中と技術が、作品の静かな美しさを支えています。
🏡 加賀で開いた工房「ありんくりん」
2012年に石川県へUターンし、
2017年に自身の工房「ありんくりん」を開設。
窯や什器も自ら手がけるDIY精神と、
日常に寄り添う器をつくりたいという想いが息づく空間です。
器、ランプシェード、グラス──
どれも光と影のゆらぎを大切にした作品ばかり。
✨ 具志さんの作品が届けてくれるもの
・泡や光の揺らぎ
・透明の奥にある“色”
・手仕事ならではの表情
・日常にそっと寄り添う静けさ
加賀の工芸文化と沖縄の詩情が重なり合い、
ひとつのグラスに宿る美しさは、
使う人の心に静かな余韻を残します。
🧵 印象のひとこと
・透明に宿る“色”を見つめる眼
・一発勝負の宙吹きに向き合う集中
・沖縄と加賀、二つの文化をつなぐ感性
・日常に寄り添う器をつくる誠実さ


